部木八幡神社(へきはちまんじんじゃ)は福岡市東区蒲田にある神社です。
境内の西側には、古墳時代前半期とされる部木古墳群が9基があり、その中の2基は前方後方墳で、この地方の有力者の墓と言われてます。
【神社名】
部木八幡神社(へきはちまんじんじゃ)
【祭神名】
応神天皇(おうじんてんのう)
伊弉諾神(いざなぎのみこと)
神功皇后(じんぐうこうごう)
玉依姫神(たまよりひめのみこと)
【鎮座地】
福岡市東区蒲田3丁目18-8
【社格】
村社
【問い合わせ先】
【主な祭事】
9月19日
【ホームページ】
現地案内板より
部木古墳群(へきこふんぐん)
部木八幡宮は三郡(さんぐん)・若杉(わかすぎ)山地から伸びる台地の西端部分に位置しており,部木古墳群は神社境内の西側で見つかっている9基の古墳からなっています。中でも1号墳と2号墳は前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)という珍しい墳丘の形をしており,この地域の有力者の墓であると思われます。形状が比較的明らかな1号墳は,墳丘の長さが23mで,周囲に周壕(しゅうごう),周堤(しゅうてい)を以ています。その他の古墳は円形の墳丘を持つ円墳です。
発掘調査を行っていないため築造時期を明らかにする遺物は見つかっていませんが,この古墳群は古墳時代前半期に形成されたものと思われます。
多々良川の下流域にはこの他に,名島1号墳,天神森古墳などの中国鏡が出土した前方後円墳があります。
また部木古墳群の周辺には蒲田(かまた)部木原(へきばる)遺跡群・蒲田水ヶ元(みずがもと)遺跡群などの遺跡群があり,これらの遺跡群では発掘調査によって弥生時代中期以降の竪穴住居跡・溝などの生活の跡や甕棺墓などの墓地が確認されており,大規模な集落を形成していたことが明らかになっています。
